「こっちでよかったのかな、、、」 そんなふうに思ったことがあるのではないでしょうか。
人生には、いくつもの岐路があります。
進学、恋愛、就職、離職、転職、結婚、離婚、引っ越し、、、今日のランチ、、、
大きなものも、小さなものも、私たちは毎日のように「選択」をしています。
でも、大きな選択ほど不安になることもあります。「正しい選択だったのか」「もっと良い道があったんじゃないか」
例えば、部活動。
バスケ部とサッカー部で迷って、バスケ部に入ったとします。でも最初は全然うまくいかない。練習もきつくて、自分だけが下手に感じる。
「やっぱりサッカーにしておけばよかったかも」なんて思う。
でも、踏ん張って練習を続けていくうちに、少しずつ成果が見えてくる。先輩に認められ、レギュラーになり、仲間とも深くつながる。
そしてある日、心からこう思えるようになる。
「この部活を選んで、本当によかった」
それは、最初から正しかったからではない。
選んだ道を、正しかったと思えるように努力したから、その選択が意味を持つようになったのです。
人生も、同じだと思います。
私たちは、たぶん「最初から正しい選択」をすることなんてできない。
なぜならば正解なんて、進んでみなければ見えないからです。
選んだあとに出会う人、経験すること、そこから芽生える感情や価値観、、、そういったものによって、初めて選んだ道の意味が浮かび上がってくる。
だから本当に大事なのは正しい選択をすることじゃなくて、選んだ道が正しかったと思えるように生きていくことなのではないでしょうか。
後悔しない選び方なんて、きっと存在しません。
でも後悔しない歩き方なら、やろうと思えば誰にでもできる。
正しい選択は、未来にしか存在しない。これが私の基本的な考え方です。
「今」どれだけ考え抜いても、それはあくまで「今の自分」が考えた最善。
でも時間が経てば、自分も状況も変わります。
だから「正しさ」は流動的で、選んだ瞬間ではなく、歩き続けた先でしか評価できないものだと思っています。
選択に正解があるとすれば、それは「選んだ自分を信じ続けた結果」だけが持つ特権なのです。